プロダンサーとして活動してきた二人が、地元に帰って立ち上げたスクールです。

山形出身。高校を出てから東京に行って、コンテンポラリーダンスのカンパニーに入りました。国内のホールだけでなく海外の公演にも出て、しばらくはそれが生活のすべてだった。地元に戻ろうと思ったきっかけは、東京で出会った地方出身の若いダンサーたちが「うちの近くには教室がなくて」と口を揃えていたこと。それがずっと頭に残っていて、どうせやるなら自分で作ろう、と思い切って帰ってきました。
担当はコンテンポラリーとジャズダンスです。振付を考えるのが好きで、生徒が少しずつ踊りこなせるようになっていく過程を見るのが一番うれしい。レッスンの進め方は丁寧だけど、振付の難易度は容赦ない、と受講生にはよく言われます。基礎をしつこいくらいやるのが山田のやり方で、地味だけど確実に体が変わるレッスンを目指しています。初心者にも「まず体を動かすことを楽しんでほしい」と話していて、完璧を求めるよりも踊ることを好きになってもらうことを大事にしている。振付のセンスにファンがいて、同じ曲でも山田が振り付けると全然違う作品になるのが面白いところです。
趣味は登山と、最近始めた陶芸。スタジオに並んでいる自作の湯呑みは山田の作品です。ダンス以外の時間は静かに過ごすのが好きで、山に登って何も考えない時間が自分にとって大切だと言います。指導のスタイルは厳しいけれど温かくて、できないことがあっても責めるのではなく、できるようになるまで何度でも付き合ってくれる。受講生の中には山田のクラスがきっかけで発表会のステージに立つことを決めた人も多い。レッスンの前後に受講生と雑談するのも好きで、「最近どう?」と自然に声をかけてくれる。その距離感が心地よいと話す生徒は少なくないです。スタジオの掃除を率先してやるのも山田で、ダンサーとしてだけでなく人として尊敬できる、と周りから言われている人です。スタジオの観葉植物の世話も山田の担当。

新庄市出身。ヒップホップとハウスダンスをメインに、CMやミュージックビデオの振付・出演の仕事を長く続けてきました。山田とは東京のダンスイベントで知り合って、打ち上げで「いつか一緒にスクールやりたいね」と話していたのが、本当に実現してしまった形です。「東京で踊るのも楽しかったけど、帰ってきて教え始めたら、生徒の表情が変わっていくのを見る方がずっと面白い」と話します。
担当はヒップホップ、ハウスダンス、K-POP。レッスン中は誰より楽しそうに踊るタイプで、テンションが高い。初心者にも「とりあえず動いてみよう」と声をかけて、失敗を気にしない空気を作るのが得意です。うまく踊れなくても恥ずかしいと思わせない雰囲気があるので、初めてスタジオに来た人も安心できるはず。K-POPクラスでは生徒のリクエスト曲を積極的に取り入れていて、推しの曲を踊れるようになった生徒が喜んでいる姿を見るのが好きだと言います。
音響設備の選定やスタジオの内装は全部彼女が担当していて、音にはかなりのこだわりがあります。スピーカーは低音がしっかり出るものを選んでいるし、床材もダンス用にクッション性の高いものを使っている。膝への負担が少ないスタジオになっているのは中村のおかげです。照明も雰囲気を大事にしていて、レッスン中の空間づくりにはこだわりがある。普段は明るくてにぎやかだけど、振付の細かい部分には妥協しない一面もあって、そのギャップが生徒には頼もしく映っているみたいです。週末はイベントやワークショップの企画を考えていることが多くて、生徒同士の交流の場を作ることにも力を入れています。レッスン後の打ち上げを企画するのもたいてい中村で、生徒からは「中村先生の打ち上げは断れない」と冗談で言われている。そういう場が結局、長く通い続ける理由になっていたりする。最近はSNSでのレッスン紹介動画も中村が撮影・編集しています。
二人だけでは回らないので、信頼できる講師にも来てもらっています。全員が現役のダンサーです。
ブレイキン / フリースタイル
B-boy。全日本選手権の出場経験があって、パワームーブの指導には定評がある。口数は少ないけど、スポッティング(補助)は誰より安心感がある、と生徒たちから信頼されています。金曜夜のクラスを担当していて、独学で変な癖がついてしまった人のフォーム修正もうまい。レッスン以外の時間にも自主練のアドバイスをくれるので、上達したい人にはありがたい存在。ブレイキンだけでなくフリースタイルのクラスも持っていて、ジャンルの枠を超えた動きの引き出しが広い。怪我をしないための体づくりについても詳しくて、筋トレやストレッチの知識も豊富。生徒が新しい技をメイクしたときは、一番嬉しそうな顔をする人です。ダンスバトルにも定期的に出場していて、現役のパフォーマンスを見せてくれることもある。レッスンの最後にデモを見せてくれるときは、生徒たちのテンションが一気に上がります。
バレエ / ジャズダンス
クラシックバレエを幼い頃から続けてきて、バレエ団での経験を経て指導の道に進みました。大人から始める人への教え方がとてもうまくて、「できないことに目を向けるより、今日できたことを見てほしい」が口癖。火曜と木曜の朝クラスを担当しています。初心者向けのバーレッスンが丁寧で、体が硬い人でも無理なく始められるように工夫してくれる。レッスン後にストレッチのアドバイスをくれることも多くて、自宅でできるケアの知識も豊富です。ジャズダンスのクラスでは、バレエの基礎を活かしたしなやかな動きを教えています。厳しく追い込むタイプではなくて、生徒のペースに合わせて進めてくれるので、年齢を問わず通いやすいと評判。朝のクラスはゆったりした空気で、出勤前に来る人もいます。発表会の振付も担当していて、見映えのする構成を作ってくれます。生徒に「踊ることで自分の体が好きになった」と言われたときが一番うれしかったそうです。